そーたんのマネばかりする、はーたん。
前からそういうところはあったけれど、
同じことをして一緒に遊ぶのが目的なら、まぁいいかと思っていた。
でも、最近はマネが加速している。
たとえば、洗面所で手を洗うとき。
そーたんは栓をして、水をためながら遊びつつ手を洗う。
はーたんはそのあと順番で手を洗うのだが、必ずこう聞いてくる。
「黒いの、やった?」
(※“黒いの”=栓のこと)
そして、そーたんが「やった」と言えば栓をする。
「やってない」と言えば、しない。
いや、それ、関係ないでしょ。
そーたんの選択に左右されすぎじゃないかな?
ご飯のときも同じ。
本当は納豆が嫌いなのに、そーたんが「食べる」と言うと、
「はーたんも食べる!」と宣言。
そして、納豆を開けて、かき混ぜて、ご飯にかけて、
少し舐めて——「いらない」。
結果、残す。
そして静かに片付けることになる。
マネっこが楽しい時期なのかもしれない。
でも最近は、何のためにマネしてるのか分からなくなる瞬間もある。
ただ一緒にいたいだけなのか、競争なのか、憧れなのか。
親としては、自分の意志で選んで、自分で決めてほしいなと思う。
でも、そうやって少しずつ“自分”ができていくんだろうか。
そーたんのマネをしながら、
はーたんの中に“はーたんらしさ”が育っていくといいなと思います。

