上の双子の男の子、そーたん。
最近は1人でいることが多くて、たまに2人で話せる時間があると「寂しかった」と教えてくれる。
その言葉がかわいくて、同時に胸にグサッと刺さる。
ごめんな、そーたん。相手してあげられなくて。
理由はいくつもある。
① はーたんのジェラシー
僕や妻がそーたんと楽しそうにしていると、はーたんが必ず乱入。
しかも「一緒に遊びたい」じゃなく、無理難題をふっかけてくる。
要求に応えても「違う!」と大泣き、大暴れ。
結果、僕か妻ははーたんに付きっきり。
下の双子がその騒ぎで泣けば、もう一方がそっちの対応。
さっきまで楽しくしていたそーたんは、気づけば一人ぼっちになっている。
② はーたんは何事も“後出し”
お風呂、着替え、ご飯、靴はき…。
何をするにも「そーたんの後」じゃないと気がすまない。
たまに先にやることがあっても、そーたんが楽しそうにしているのを見て「やっぱりやる!」と後戻り。
しかもゆっくりなので、そーたんは待たされることが多い。
先にそーたんと進めようとすると、はーたんはまた泣き叫ぶ。
結局、そーたんは1人でご飯を食べたり、車で1人座って待ったり、リビングでぽつんと遊んでいたりする。
書いていて、胸が締めつけられる。
③ そーたんは怒らない
寂しいはずなのに、はーたんみたいに泣き叫んだり大暴れしたりはしない。
我慢してくれてるんだろうな。
都合よく「助かる」なんて思ってしまう自分が、余計に情けない。
そーたん、君は1人でいることが多いけど、本当は寂しいんだよね。
気づいてるし、わかってる。
だからせめて、たまにギュッとさせておくれ。
その小さな背中を抱きしめながら、「ごめんな」と「ありがとう」を心の中で繰り返している。