休みの日、じぃじ・ばぁばと一緒に、上の双子を連れて公園へ。
のんびり遊んでいたら、泣いている男の子を発見。
見晴らしのいい場所なのに、周りにママやパパらしき人の姿がない。
「まさか迷子じゃないよね…」と思いながら声をかけてみると、やっぱり迷子っぽい。
天気も悪くて人も少なめ。
「このままここで待っていれば親が来るかも?」と一瞬思ったけど、男の子がガチ泣きしてるし、うちの双子もじーっと見てるし。
ここはパパとして、なんか動かないと格好つかないぞ!と近くのお店へ連れて行くことに。
お店の人は慣れっこだったようで、すぐに飲み物を出してくれて、迷子放送もサクッと対応。プロ感がすごい。
ほどなくして男の子のパパが駆けつけて、すぐに抱っこ。「よかった!」「助かった!」を連呼。
その横で、なぜかうちのばぁばも泣いてました。え、あなた迷子じゃないよね?
男の子は4歳。言葉が出せないくらい動揺していて、名前も言えなかったけど、年を聞いたらコクリとうなずいてくれた。
僕が声をかけたあとは「手つないで」って言ってきて、その小さな手をぎゅっと握る。
一人ぼっちで心細かったのがすごく伝わってきて、抱っこしてやりたい気持ちをぐっと堪えて、手だけつないでいました。
泣きじゃくってかわいそうだったけど、同時に「かわいいなぁ、愛おしいなぁ」という気持ちも。
子どもって不思議な存在だな。
一部始終を見ていたうちの双子は、
「パパがきてよかったね」
「迷子だったね」
と口々に言っていて、子どもなりにしっかり感じ取っていた様子。
他人事じゃないな、と胸に刻む。
もし自分の子が迷子になったら…あのパパの必死な顔を思い出すと、もう想像だけで心臓が痛い。
ほんと、気をつけないと。